新型コロナにより世界中の人々の価値観と行動様式が変化してきました。
日本でも人と人が対面して交渉する機会が減り、多くがリモートに変化してきました。
国、企業、そして各自の収入は減り、コスト意識が全ての面でよりシビアになりました。
当然多くの人々が暮らすマンションの管理に対しても考え方が変化してきました。
マンションを分譲し、そのマンションを子会社で管理する仕組みを取ってきた管理会社は、どうしても大規模修繕工事などで親会社の分まで利益を出す必要があり、独立した管理専門の管理会社と比べ費用は高額になります。
その為、給水管修繕は最も高額なステンレス管を使用した配管更新だけを管理組合に推奨し実施しています。
当然最も利益率の高い方法となります。
それに対し管理専門の管理会社の場合は、より低コストのそして管理組合に利益となる最善の修繕工事を提案し、高額な他社の管理物件を受注するようになり、コロナ後には管理組合数を急激に増やすと想定されます。
管理専門の管理会社は管理組合の日頃支払う管理費が、分譲会社の子会社である管理会社の最大で半額の費用で同等の管理業務を実施するところもあります。
給水管の赤錆防止延命工事でも、分譲会社の子会社である管理会社がステンレス配管更新工事のみに対し、管理専門の管理会社は費用が1/10以下の優れた配管延命更生装置NMR工法を推奨し、管理組合からの受託件数を増やしている会社もあります。
コロナ後の管理組合の利益を優先する管理会社のコスト削減に向かった熾烈な競争が今、始まろうとしています。